新しい機能性ポリマーの開発に成功

さまざまな環境で自己修復できる実用材料の開発に期待

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希土類金属触媒を用いることにより、極性オレフィンとエチレンとの「精密共重合」を達成し、乾燥空気中のみならず、水や酸、アルカリ性水溶液中でも自己修復性能や形状記憶性能を示す新しい「機能性ポリマー」の創製に成功しました。 得られた新しいポリマーが高い伸び率(2200%)を示すエラストマー物性だけでなく、極めて優れた自己修復性能を持つことを発見しました。また、温度制御によって形状記憶材料として機能し、形状固定率および形状回復率は99%と優れた特性を示し、繰り返し変形させても機能低下しません。
さまざまな環境で自己修復可能で、かつ実用性の高い新しい機能性材料の開発に大きく貢献すると期待されています。

新しいポリマーの自己修復の写真
新しい機能性ポリマーの 大気中および水中における自己修復

新しいポリマーの形状記憶特製の写真
新しい機能性ポリマーの形状記憶特性

関連リンク
新しい機能性ポリマーの開発に成功 (2019年2月7日報道発表)