環境代謝分析研究チーム
Environmental Metabolic Analysis Research Team

研究分野:
複合領域
研究関連分野:
化学/農学/情報学/環境学/総合理工/数物系科学/総合生物/生命・健康・医療情報学/環境動態解析/水圏生命科学
キーワード:
環境分析/データサイエンス/磁気共鳴/共生/恒常性
参画プロジェクト:
共生・環境ソリューションズ/先端技術プラットフォーム
S
TP

データ駆動型アプローチにより環境調和システムの理解と持続性を探求します

チームリーダー

菊地 淳 Jun Kikuchi 博士(工学)

菊地 淳

略歴を表示する

略歴を隠す

1998
東京農工大学大学院工学研究科 博士学位取得
1998
科学技術振興機構 ERATO研究員
1998
理化学研究所 ゲノム科学総合研究センター リサーチアソシエイト
2004
理化学研究所 ゲノム科学総合研究センター 研究員
2005
同 植物科学研究センター 先端NMRメタボミクスユニット ユニットリーダー
2005
名古屋大学大学院生命農学研究科 客員助教授
2007
横浜市立大学大学院国際総合科学研究科 大学院客員教授
2007
名古屋大学大学院生命農学研究科 客員教授(現職)
2010
理化学研究所 植物科学研究センター先端NMRメタボミクスチーム チームリーダー
2010
横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科 大学院客員教授
2013
横浜市立大学大学院生命医科学研究科 大学院客員教授(現職)
2013
理化学研究所 環境資源科学研究センター 環境代謝分析研究チーム チームリーダー(現職)

お問合せ

理化学研究所 環境資源科学研究センター
環境代謝分析研究チーム

jun.kikuchi

横浜キャンパスアクセス
〒230-0045 神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目7番22号
TEL: 045-508-7549
FAX: 045-503-9489

関連リンク

研究概要

環境代謝分析研究チーム
自然環境では、多様な生物種間の摂食および共生関係により化学資源が生産・消費・分解され、物質代謝の恒常性が保たれています。従来の環境分析は特定の物質や生物に焦点を当てた研究が多く、こうした自然の理を俯瞰するアプローチは少ない。当研究室では、これまで培ってきたNMR法による低分子代謝物群、高分子バイオマス群計測に加え、無機元素群および微生物群集の分析技術を高度化し、IoT/ビッグデータ蓄積/AIを駆使した統合的解析により、各種生物種が担う物質代謝の将来予測、特性分類と重要因子抽出、および制御工学的アプローチを推進します。

研究テーマ

  1. 生体分子・微生物群複雑系に対する多彩な分光学的解析技術高度化
  2. 環境分析のデータマイニング開発およびデータベース構築
  3. 自然の物質循環能に学ぶ水陸バイオマスの持続的活用
  4. 動物・共生微生物の栄養応答に関するメタボノミクス解析
環境代謝分析で扱う環境試料、実験、解析結果の概要
オミクス技術の進展により、有機代謝物、ミネラル代謝等の生体分子混合物の解析が可能である。自然環境は生物多様性下の食物連鎖で物質循環されており、難培養性微生物も含めた群集代謝機能の解析も重要である。これらの多角的計測データの情報解析技術を高度化し、個体・生態系の恒常性維持や資源循環能を鳥瞰することで、自然の理と美の知見から新たな環境共生観の創出を目指す。
主要論文の抜粋と試料・解析系との関係
当チームでは生体分子群・(微)生物群の計測・解析技術高度化を中心課題とし、これを国際連携、産業プロセスに関わる水陸および宇宙環境の各種試料系に適用する。環境代謝分析は、地球化学、環境科学、生物化学、微生物学、分析化学、情報科学、栄養学、高分子科学等の種々の学問分野の融合領域である。発表する学術雑誌もNature, PNAS誌等の一般紙から、各種専門誌へと多岐にわたっている。