統合メタボロミクス研究グループ
Metabolomics Research Group
- 研究分野:
- 総合生物
- 研究関連分野:
- 化学/生物学/農学/医歯薬学
- キーワード:
- メタボロミクス/ゲノム機能科学/植物生化学/特異(二次)代謝/質量分析
- 参画プロジェクト:
- 代謝ゲノムエンジニアリング/先端技術プラットフォーム
M
TP
植物の有用物質生産の原理を解明するために統合メタボロミクスを推進します
グループディレクター
斉藤 和季 Kazuki Saito 薬学博士
- 1981
- 慶応義塾大学医学部 助手
- 1982
- 東京大学大学院薬学系研究科 博士学位取得
- 1985
- 千葉大学薬学部 助手
- 1987
- ベルギー王国 ゲント大学遺伝学教室 博士研究員
- 1990
- 千葉大学 講師(薬学部)
- 1993
- 同 助教授
- 1995
- 同 教授(現職)
- 2005
- 理化学研究所 植物科学研究センター グループディレクター
- 2010
- 理化学研究所 植物科学研究センター 副センター長
- 2013
- 同 環境資源科学研究センター 副センター長
- 2013
- 同 統合メタボロミクス研究グループ グループディレクター(現職)
- 2020
- 同 環境資源科学研究センター センター長(現職)
お問合せ
理化学研究所 環境資源科学研究センター
統合メタボロミクス研究グループ
kazuki.saito
関連リンク
研究室が運営しているウェブサイト
統合メタボロミクス研究グループ
理化学研究所ウェブサイト内の紹介ページ
統合メタボロミクス研究グループ | 理化学研究所
研究概要
細胞内の全代謝産物(メタボローム)を同定および定量し、ゲノム機能と対応させることがメタボロミクス研究です。植物界の代謝産物の化学的多様性は非常に大きく、20万種にのぼる化学物質があると言われています。植物が生産するこれらの多様な化合物群は、植物自身の生存にとって重要であるばかりでなく、食料、工業原料、エネルギー、医薬品、健康機能成分など我々人間の生存にも欠かせない機能を有します。当グループでは、主に高性能質量分析計を用いた網羅的な非ターゲット代謝産物解析とそれに基づいた未知遺伝子機能同定および代謝ネットワーク解明を行っています。植物のもつ多様な物質生産機能の基本原理の解明をシロイヌナズナなどのモデル植物を用いて行い、さらに農作物、薬用植物などの有用資源植物における特異的代謝産物の生産システムをゲノムレベルで解明するファイトケミカルゲノミクス研究を進めています。同時に、それらの結果得られた基礎的な知見を代謝ゲノムエンジニアリングに応用して循環的資源開発に資する研究も推進していきます。研究テーマ
- メタボロミクスにおける実験的および情報学的手法の組み合わせによる代謝物アノテーション
- メタボロミクス解析プラットフォームのゲノム機能学とバイオテクノロジーへの応用
- 特異的(二次)植物代謝産物の生合成遺伝子とネットワークの解明
- 有用化合物生産に向けた代謝ゲノムエンジニアリングと合成生物学研究