ケミカルゲノミクス研究グループ
Chemical Genomics Research Group

研究分野:
生物学
研究関連分野:
化学
キーワード:
ケミカルバイオロジー/エピジェネティクス/作用機作/遺伝子発現制御/創薬スクリーニング
参画プロジェクト:
先端技術プラットフォーム
TP

ケミカルバイオロジーを用いて環境資源に関する諸問題を解決する方法論を開拓します

グループディレクター

吉田 稔 Minoru Yoshida 農学博士

吉田 稔

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1986
東京大学大学院農学系研究科農芸化学専攻 博士課程修了
1986
東京大学農学部 助手
1995
同 助教授
2002
理化学研究所 化学遺伝学研究室 主任研究員
2002
東京大学 客員教授(現職)
2003
埼玉大学 客員教授(現職)
2008
理化学研究所 ケミカルゲノミクス研究グループ グループディレクター
2011
京都大学 客員教授(現職)
2013
理化学研究所 環境資源科学研究センター ケミカルゲノミクス研究グループ グループディレクター(現職)
2013
同 環境資源科学研究センター 創薬・医療技術基盤連携部門 部門長(現職)
2013
同 環境資源科学研究センター 創薬シード 化合物探索基盤ユニット 基盤ユニットリーダー(現職)
2020
同 環境資源科学研究センター 副センター長

お問合せ

理化学研究所 環境資源科学研究センター
ケミカルゲノミクス研究グループ

yoshidam

和光地区アクセス
〒351-0198 埼玉県和光市広沢2番1号

関連リンク

研究概要

ケミカルゲノミクス研究グループ
ケミカルバイオロジーのアプローチにより、様々な生命現象を理解し、それを人為的に制御するためには、ユニークな活性を持つ新たな小分子リガンドの開発が必須です。そこで当グループは、化合物ライブラリーから環境資源科学の進展に貢献可能な新しい分子リガンドの発見を目指します。具体的には、動植物・微生物細胞を用いた表現型スクリーニング系、あるいは代謝調節やエピゲノム等を標的とした in vitro スクリーニング系を構築し、探索研究を行います。さらにハイスループットスクリーニング(HTS)の高度化を目指した基盤研究を行います。これらのケミカルバイオロジー研究を通じて、環境資源科学研究の新しい方法論を開拓することを研究目標としています。

研究テーマ

  1. タンパク質間相互作用を標的とした生理活性化合物のスクリーニング系開発
  2. 生理活性物質の作用機序を網羅的に解明する技術の開発
  3. タンパク質メチル化、アセチル化、アシル化などを介したエピジェネティクスの化学的制御
  4. バイオエネルギー生産への応用を目指した化学的代謝制御法の開発
生細胞内でヒストンH4K12アセチル化を観察可能な蛍光プローブHistac-K12を用いたヒストンアセチル化のライブ映像
生細胞に発現させたHiatac-K12を用いて、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤に応答したヒストンH4K12のアセチル化レベルの変化を疑似カラーで表示した。本プローブによって生細胞内のヒストンH4K12アセチル化レベルの動態解析だけでなく、ヒストンアセチル化を標的とした薬剤の評価、スクリーニングが可能になった。