生殖システム理研ECL研究チーム
Reproductive System RIKEN ECL Research Team

研究分野:
生物学
研究関連分野:
情報学 / 総合理工 / 総合生物 / 生物学 / 農学
キーワード:
作物科学 / 植物の生殖 / RNA生物学 / 非コードRNA・非コードゲノム / モバイルシグナル
参画プロジェクト:
B

種子の稔りを左右する生殖を強化し、厳しい環境でも安定した収量を供給する植物生殖システムを開発します

理研ECL研究チームリーダー

小宮 怜奈 Reina Komiya Ph.D. (バイオサイエンス)

小宮 怜奈

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2007
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科分子生物学専攻 博士後期課程修了
2008
同 グローバルCOE特別研究員 (SPD)
2009
国立遺伝学研究所 実験圃場 特任研究員
2011
日本学術振興会特別研究員 (PD)
2014
沖縄科学技術大学院大学 サイエンス テクノロジー アソシエート
2017
国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST) さきがけ研究者兼任
2024
理化学研究所 環境資源科学研究センター 生殖システム理研ECL研究チーム 理研ECL研究チームリーダー(現職)

お問合せ

理化学研究所 環境資源科学研究センター
生殖システム理研ECL研究チーム

reina.komiya

横浜キャンパスアクセス
〒230-0045 神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目7番22号

関連リンク

研究概要

イネをはじめとした多くの作物は、種子を利用することから、生殖のコントロールは、収量増産や安定供給に大きく寄与します。私達は、タンパク質をコードしない「多種多様なノンコーディングRNA群」とその作動因子に着目しています。これらRNAの生殖特性・機能を明らかにし、植物の統合的な生殖システムの理解、および、高等生物に共通するノンコーディングRNA・ゲノム領域の存在意義の解明を目指します。さらに、機能性RNAを組み合わせ、世界各地のさまざまな環境下で安定した食料供給を可能にする生殖強化プロジェクトを展開します。

研究テーマ

  1. 機能性RNA群の同定と生殖制御
  2. 外的環境に応答した作物の生殖戦略
  3. モバイルシグナルによる細胞間コミュニケーション
  4. デリバリーシステムを利用したRNAエンジニアリング
イネ葯の蛍光イメージング (葯: 雄しべの大部分を占める組織)
SCRI Renaissance 2200 (SR2200) 試薬を用いて葯の外側の組織を染色した蛍光画像。 700種を超えるnon-coding RNA群が、葯特異的に発現する。