第1回 理研-北大-産総研「触媒研究」合同シンポジウムを開催

2016年1月13日

写真1
写真2
写真3

2015年12月24日(木)イイノカンファレンスセンター(東京都千代田区)において、第1回理研-北大-産総研「触媒研究」合同シンポジウム -知の発掘と革新触媒創造をめざすキャタリストインフォマティクス-を開催しました。

ものづくりの基盤を支えている「触媒研究」は、我が国の強みであり、今後さらにその強みに磨きをかけて行くことが求められています。日本の触媒研究を牽引する研究組織である北海道大学・触媒科学研究所、理化学研究所・環境資源科学研究センターおよび産業技術総合研究所・触媒化学融合研究センターは、国際競争に打ち勝つ強靭なイノベーションシステムの構築が求められているところ、触媒化学における研究成果の最大化を達成するべく連携を開始しました。その目指すところは、「知の発掘」と「革新触媒の創造」であり、そのためのコンセプトとして「キャタリストインフォマティクス」を提唱し、将来へ向けた歩みを始めたところです。

今回はその記念すべき第1回合同シンポジウムとして開催し、官公庁、大学・研究機関、企業などから多数の方々のご列席をいただきました。

シンポジウム冒頭では、文部科学省の森晃憲(もり・あきのり)審議官(研究開発局担当)、経済産業省の星野岳穂(ほしの・たけお)審議官(産業技術・基準認証担当)、奈良先端科学技術大学院大学の村井眞二(むらい・しんじ)特任教授よりご挨拶を賜りました。

特別講演として、総合科学技術・イノベーション会議の橋本和仁(はしもと・かずひと)議員ならびに昭和電工株式会社の内田博(うちだ・ひろし)コーポレートフェローをお招きし、科学技術政策および産業界の視点でお話しをいただきました。また、主催の各組織を代表する研究者が、今後どのような「触媒研究」を展開し、産業界が求める課題をどのように解決していくのかをテーマに講演を行いました。