代謝ゲノムエンジニアリング
Metabolic Genome Engineering

植物と微生物の化学合成能力を引き出し、
バイオプロダクトの生産と利用を拡大します。

化石資源から脱却するためには、革新的な方法によって、私たちの暮らしに欠かせないバイオプロダクトを創出する必要があります。そこで、飛躍的に増えつつあるゲノム解析情報を活用し、合成生物学を含めたゲノムエンジニアリングやデータサイエンスを駆使することによって、植物や微生物の化学合成能力を人工的に最大限に引き出し、持続可能な生産システムを開発・構築します。
複数の細胞の相互作用から代謝経路をデザインするスマートオーガニズムや、生産システムとなる植物・微生物などの育種の高度化、従来の化学合成では困難だった化合物の合成などにチャレンジし、植物・微生物を用いた有用物質の合成を進めます。化学工業の原料、機能性食品、医薬品、化粧品原料等ターゲットは広く、技術基盤の開発、産業界との連携によってさらなる展開が期待されます。

代謝ゲノムエンジニアリング
近藤 昭彦

プロジェクトリーダー

近藤 昭彦 Akihiko Kondo

工学博士

人類は太古の植物が作り出した化石資源を一方的に使い、便利な暮らしを成り立たせています。しかし、あと数十年で資源が枯渇するとされ、今度は私たち自身が、人類が生存していくための資源を創出していく必要があります。最終的な目標は生命体全体をデザインすることによる、化石資源からの脱却です。いずれは微生物や植物だけでなく、水圏生物など自然環境にも幅を広げる構想も持っています。テーマは遠大ですが、植物にお返しするという意味でも、この研究に携わり結果を出していきたいと考えています。