センター紹介
環境負荷の少ない「モノづくり」を理念に「課題解決型」研究で、持続的社会の実現に貢献します。
センター長: 斉藤 和季(Kazuki Saito)
環境資源科学研究センターは2013年の設立以来、植物科学、ケミカルバイオロジー、触媒化学、バイオマス工学の異分野融合によって持続的な社会の実現に向け、先導的な役割を果たしてきました。しかし気候変動やエネルギー問題のリスクが高まる中、これまで以上に持続的な成長および地球規模の課題に貢献する「課題解決型」の研究開発が求められています。
そこで当センターでは、持続可能な開発目標(SDGs)および温室効果ガス排出ゼロを目指す「パリ協定」を指標とし、6つのフラッグシッププロジェクトを掲げました。天然資源からの有用物質の効率的な創製・探索および利用、持続的な食料生産やバイオ生産など、いずれもこれまで培ってきた基礎研究をさらに高度化し、研究分野の垣根を越えて環境負荷の少ない「モノづくり」を目指す取り組みです。特にここ数年でめざましい進歩を遂げたAI(人工知能)やデータサイエンスの成果を活用することによって、次のステップへ大きく飛躍する可能性が期待されます。
環境問題や食料問題の解決に資する新しい研究分野となる「環境資源科学」を確立するとともに、次世代研究者の育成も積極的に進めながら、環境資源科学研究センターは人類が健康で豊かな生活を送ることのできる地球の未来をリードしていきます。
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センターミッション
グローバルアジェンダ「持続可能な開発目標(SDGs)」への貢献を志向したフラッグシッププロジェクトを推進します。
2015年国連総会で「持続可能な開発目標:The Sustainable Development Goals (SDGs)」が採択され、2030年までに達成すべき17の目標が設定されました。これらの地球規模の課題を解決するためには、科学とイノベーションの力が不可欠です。そこで環境資源科学研究センターでは、これまで培ってきた研究の強みを活かし、以下の7つの目標に視点を定めてフラッグシッププロジェクトを推進します。植物科学、ケミカルバイオロジー、触媒化学、バイオマス工学の異分野融合研究に加え、データサイエンスやAI(人工知能)、ゲノム解析など最先端の技術を取り入れ、革新的な成果を創出していきます。