生体機能触媒研究チーム
Biofunctional Catalyst Research Team

研究分野:
化学
研究関連分野:
環境学/生物学
キーワード:
太陽エネルギー利用/沿岸域生態系の環境診断技術/海底発電/微生物の代謝計測ならびに制御
参画プロジェクト:
先進触媒機能エンジニアリング
C

生体における電子移動の理解に基づき、持続可能なエネルギー変換戦略を創出します

チームリーダー

中村 龍平 Ryuhei Nakamura 博士(理学)

中村 龍平

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2005
大阪大学大学院基礎工学研究科 博士課程修了
2005
米国 ローレンス・バークレー国立研究所 博士研究員
2006
東京大学大学院工学研究科 助教
2012
理化学研究所 客員研究員
2013
理化学研究所 環境資源科学研究センター生体機能触媒研究チーム チームリーダー(現職)

お問合せ

理化学研究所 環境資源科学研究センター
生体機能触媒研究チーム

ryuhei.nakamura

和光地区アクセス
〒351-0198 埼玉県和光市広沢2番1号

関連リンク

研究概要

生体機能触媒研究チーム
当チームでは、生体機能に着目した触媒材料の開発、ならびに生体そのものを利用した新規なエネルギー変換、物質生産システムの構築に取り組んでいます。具体的には、微生物や植物等で利用される触媒反応、電子プロトン輸送、代謝制御、外部環境適応能, さらには太陽光が届かない深海底に潜む巨大なエネルギー循環システムを利用または模倣した新しい方法論を開拓し、エネルギーや資源の創出、その生産効率の向上を目指し研究を行っています。

研究テーマ

  1. 水素製造に向けた電極触媒設計
  2. 持続的な窒素循環に向けた電極触媒設計
  3. 深海熱水噴出孔における化学エネルギー変換
  4. 触媒反応理論の開拓
  5. 酵素多様性の起源究明
電子の流れと生命の進化
当チームの目標は、生命の誕生と進化における電気の役割を探ることである。これは自然界が数億年もの間、いかに電流を利用してきたかを探ることであり、そこから水電解や燃料電池、電圧増幅器、熱電変換器など、現代の技術にも示唆を与えるものと考えられる。自然界におけるエネルギー変換の秘訣を理解することにより、自然界と調和した持続可能な社会の実現に繋がると期待される。